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特徴 カリキュラム 教員紹介 施設紹介 進路 公認心理師/臨床心理士

カリキュラム

博士前期(修士)課程

心理学基礎コース

心の仕組みを多様な心理学研究成果から理解し、幅と奥行きのある心理学の専門家を目指す

学べる領域は心理学の基礎となる6分野
  心の問題を解決しようとする心理学の研究分野は、そのメカニズムが複雑であるため、心に起因して起きる事象は多様に広がっています。心理学基礎コースは幅広い心理学研究領域の中でも特に重要度が高い6分野について、専門的に学べる点が特色です。「実験心理学」「計量心理学」 「社会心理学」「産業心理学」 「人格心理学」 「臨床心理学」を心理学研究基幹科目として、心の専門家にふさわしい幅広い知識と技術の基礎を身に付けられるようにしています。
 そして専門分野を確立するため「実験心理学」、「計量心理学」、「産業心理学」、「計量心理学」の4つの心理学特修科目から1つを選択します。これらの科目はいずれも演習形式で実施され、講義等で身に付けた基礎知識を研究に応用する実践力を養成します。

心理学の専門家としての多角的視点を養う科目

心と身体の多様な視点「心身科学総論・特論」
 心理学の専門家としての奥行きのある心理学「心身科学総論・特論」を設置しています。多様に広がる心の問題や新たな心の問題を適切に対処できる基盤作りとして、健康科学の視点から学んでいきます。
心と脳とのかかわりを知る「精神生理学特論」
 感覚・知覚、記憶、言語、感情の機能を支える脳の仕組みを理解し、身体との相互作用をイメージしていきます。神経系の働きが事象関連電位や自律神経反応などの生体信号にどのように反映されるのか、その測定・分析方法などの生理心理学的研究法を学びます。
データからこころを読み取る「計量心理学研究」
 「こころ」のしくみを議論するためには、実験や調査、面接、観察などに基づいて得られたデータの統計的解析が必須です。大学院ではデータサイエンスの手法であるさまざまな多変量解析について専門的に学び、その理論と分析方法を習得します。


心理学基礎コースのカリキュラム
  1. 当該コースの心理学特修科目 (修士論文ゼミナール) の中から1科目選定して専修科目とし、修士論文を作成します。
  2. 専修科目の演習8単位 (1年次演習4単位、2年次演習4単位) を必修と、心理学研究基幹科目または臨床心理学基幹科目の中から、いずれか4単位以上を含めて、36単位以上修得することによって修了要件を満たします。
  3. 心理学基礎コースから臨床心理学コースへの転入はできません。

科目概要はシラバス(外部公開向け)をご活用ください



臨床心理学コース

臨床心理学に裏付けられた専門的知識と技術を持つ心の問題の解決にあたる公認心理師・臨床心理士を目指す

 公認心理師・臨床心理士とは、何らかの要因で心に重荷を抱える人の相談や援助に当たる“心の専門家”で、臨床心理学に裏付けられた知識や技術を用いて適切な対応を共に模索する専門職です。

教育、医療、司法、 産業、 福祉など多岐にわたる公認心理師・臨床心理士の活躍分野
 社会の仕組みや仕事の内容が複雑になったり、SNSやウェブ会議などのオンラインツールの普及によりライフスタイルが変化するなか、子どもから高齢者まで心に重荷を抱える人は増える傾向にあります。不登校、幼児虐待、家庭内暴力、高齢者の孤立化などにより、公認心理師・臨床心理士が活躍する場は、教育、医療、司法、産業、福祉など多岐にわたっています。
 教育分野では、全国の公立学校のスクールカウンセラー(学校カウンセ ラー)のほか、私立学校の小・中・高・大学の相談室も活躍の場になっています。医療分野では、精神科や心療内科など、司法分野では裁判所や矯正施設など、地方自治体の保健センターや就労・リワーク施設、福祉関連施設など、活躍の場が広がっています。

実習施設 「心理臨床センター」も充実
 日進キャンパスには 「心理臨床センター」を設置しており、実習環境を充実させています。臨床心理学を学問的基盤として、相談者が抱える種々の精神疾患や心理 的問題の援助・解決・予防と、精神的健康の保持・増進・教育に貢献する公認心 理師・臨床心理士の養成に取り組んでいます。
 また5分野(教育、医療、司法、産業、福祉)の学外実習施設も整備されており、多様な現場での体験を積むことができるシステムです。

所定の要件を満たすことにより公認心理師・臨床心理士の受験資格を取得
臨床心理学コースは公認心理師に対応したカリキュラムを整えています。また、臨床心理士養成にも応じたカリキュラムを組んでおり、所定の要件を満たして本コースを修了することにより、公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会が行う臨床心理士試験の受験資格を得ることができます。本コースは同協会から「第一種指定大学院」の認定を受けていることから、修了後1年以上の実務経験を要することなく、受験資格を得られるのことも特徴です。

理論と実務の基礎・応用を養うカリキュラム
本コースでは理論と実務の両面にわたる基礎と応用をしっかり養えるようにしています。例えば相談者(クライエント)のカウンセリングに当たっては、心理テストなどを用いての心理査定や面接査定を行った上で、臨床心理学に基づく面接援助技法を活用し、的確な対応が求められます。
 そこで「臨床心理学基幹科目」で基礎を固め、「臨床心理学特論」で高度な専門的知識と技術を学びます。そしてこれらの科目により習得した知識と技術を活用し、演習形式授業の「心理学特修科目」で応用力を養います。実務経験を重ねることも大切だと考え、実習科目も充実させています。「基礎実習」を受けた後に、「臨床心理実習Ⅱ(ケース・カンファレンス)」を受講するようにし、実習教育の成果を高められるようにしています。また学内実習となる「心理実践実習Ⅰ・Ⅱ」に加えて「心理実践実習Ⅲ」では、さまざまな領域での学外実習を行います。

  1. 当該コースの心理学特修科目の中から1科目選定して専修科目とし、演習8単位(1年次演習4単位、2年次演習4単位)を必修とします。
  2. 研究内容、研究方法などによっては、1の専修科目指導員に加えて、基礎系の教員の指導を受けて修士論文を作成することも出来きます。
  3. 専修科目の演習8単位 (1年次演習4単位、2年次演習4単位) を必修とし、臨床心理学基幹科目4単位を含めて36単位以上、36単位以上修得することによって修了要件を満たします。

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コース共通の本学の特徴

・健康科学専攻の講義科目も8単位まで履修できます。ただし担当教員の承認が必要となります。
・総合政策専攻の授業科目を履修することができます。

博士後期(後期)課程

 博士後期課程は実験心理学、計量心理学、社会心理学、産業心理学、発達心理学、人格心理学、臨床心理学の各領域における研究者養成のための高度な専門教育を提供します。公認心理師・臨床心理士の資格取得後の研鑽として、臨床現場で働きながらさらに高度な専門技能を磨くための機会も提供します。
 また心理学分野以外の出身者も受け入れも積極的に行っております。ビジネス、医療、スポーツなどの関連領域も含め"こころ"に関わる諸問題を幅広く取り扱います。

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本ウェブサイトおよび心理学専攻に関する問い合わせ先
愛知学院大学心理学部心理学科実験助手室
shinridpc.agu.ac.jp